お気持ち表明

ただのお気持ち表明です。専ら自分語りと思考の整理を兼ねて

9.8 新曲投稿

 ボカロ二作目となる新曲をサウンドクラウドに投稿しました。

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 タイトルは『ナイン・ポイント・エイト』と読みます。

 

 最近暑いので、爽やかで清涼感ある曲を作りたかった。9.8という数字は重力加速度の事。この曲名を付けた経緯としては、僕はDeemoという音ゲーがとても好きなのだが、その中に『Nine point eight』という僕がとりわけ好きな同名の曲が収録されており、その曲を強くリスペクトさせてもらった。あとはジャパニーズ・シューゲイザーを参照してサウンドを作り、結果的にめちゃくちゃ爽やかな曲になったと思う。

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 話は変わるが、僕は曲において歌詞という要素を特に重要視している。そんなわけで必ずある一定のテーマ性を持って歌詞を書いているわけだが、しかしだからといって曲を聴いた人がどんなイメージを頭に浮かべるかなど人それぞれ、作り手がその種明かしをするのはイメージの押し付けになりかねないのだろうか、どうなのかなどと思ったりする。でもちゃんと意図が伝わったら嬉しいので伝わって欲しいっていう気持ちもあったりもする。非常に面倒臭い。面倒くさいので種明かしします僕がどうイメージして作ろうが聴く人には関係ないし聴いたそのままを受け取れば良いと思います。

 まあ簡単に言えば恋人と死別してしまった男が逡巡の末後追いで飛び降り自殺をする、もしくは飛び降り心中をするという風景を思い描きながら歌詞を書きました、という内容。でも見方を変えれば男女二人の爽やか青春劇を描いた歌詞のようにも見えるのでそういうので良いと思う。

 

 インターネット宅録マンは孤独との戦いだと強く思った。バンドと違って意見を問う相手がいないので、全てが己の感覚に依存する。その分しがらみがないので気楽でもある。当たり前のように宅録で色々やっている人は凄い、本当に。自分ももっとアウトプットを増やして自分なりの音楽を深化させていきたいと思う。その為にはもっとたくさん音楽を聴かなければならないなと思った。次はどんな曲を作ろうかなぁ。

 というわけで歌詞を置いて終わります。

 

9.8
「勇気を出してみてよ」
「私のところにおいで」
君は待っているの
低い場所でそうずっと待っている

「勇気を出してみたいの」
「君のところにいきたいの」
ぼくは迷っているよ
高い場所でずっと

 

ナイン・ポイント・エイト
ぼくらの 距離を縮めていく
ナイン・ポイント・エイト
堕ちてく 心が繋がる
構わないからさ ぶつかってみてよ
それで全て楽になれる
それで全て救われる

 

ああぼくは怖いんだ
堕ちるのが怖いんだ
「大丈夫だよ 怖くないよ」
「あなたと一緒なら」

 

ナイン・ポイント・エイト
ぼくらは 惹かれあい堕ちていく
ナイン・ポイント・エイト
ぼくたちの 加速度は増していく
ナイン・ポイント・エイト
もう迷わない ぼくは一歩踏み出す
ナイン・ポイント・エイト
君の元へ 飛び込むさ今すぐ
鳥のように飛んだ その手を広げた
これで全てが救われる
「ずっと待っていたよ もう一人じゃない」
「あなたと一緒に飛べるから」
遥かなる空のむこうへ
どこまでも君と一緒に
空へと堕ちていく